2012年6月17日日曜日

東日本大震災復興応援プラザ物販展に参加しました

花の銀座で復興市!
東日本大震災復興応援プラザで、物販展へ参加しました

6月16日(土)11:00~17:00

元の阪急百貨店の一部で、東北の復興支援のための各地の物産を常設で扱っています。
週末は、軒下でワゴンを無料で貸出し、さまざまなグ支援ループや個人に物販の機会
雨が降っていましたが、みんなの熱気で元気はつらつ!
を作っています。
私たち「東北復興支援の森」にも声をかけて頂き、出店することになりました。
甲斐さんが作った陶器のブローチに興味しんしん
陶芸家の甲斐哲哉さんが作った陶器のブローチ「復興への かいだん虫」と、女川町のみなさんと鎌倉のインドスパイス輸入のメタ・バラッツさんが作ったカレールー「女川カレー」の物販を行いました。

そして、復興のため、希望の階段を上っていこうという気持ちを込めてつくった小さな陶器のブローチ「かいだん虫」
制作期間はおよそ1カ月。陶芸家甲斐哲哉さんが心をこめてつくりました。


かいだん虫・・・・・・・「一寸の虫にも五分の魂」命を大切に!


被災した子供さんやお年寄りが食べられるようにと作りました
「女川カレー」は、スパイスや材料の封入などの作業を女川町で行っています。「食から職へ」というテーマで復興に向けて一歩づつ進んでいます。


お客さんの中には「あっ、これどこかで見たことある!」と言って購入してくださった方。「二人暮らしだからひとつで悪いわね」といって買ってくださった方。悪いどころか、感謝の気持ちでいっぱいです。


東松島のキャラクター、イーナちゃんが応援に来てくれました
それから、ボランティアの方々も「女川カレー」に興味しんしん。「女川の地元のみなさんと、バラッツさんという方が作っているんですよ」と声をかけると、みなさん話を聞いてくださいました。



左、陶芸家の甲斐さん、平林、杉浦。トレードマーク
の黄色いバンダナが目印ですよ~。








他には、チーム東松島のみなさん、仮設住宅で作っている人形「まんまるさん」を販売している方、福島の除染のボランティアグループ「DO55」チーム他、多くのワゴンがそろいました。
ボランティアの一人は、偶然、東松島出身で、今回参加した東松島チーム、特にお菓子屋さんたちと再会できて喜んでいました。震災当時は、仙台のデパートの地下で果物を販売していたそうで、建物がグルんグルんと右にまわり、そして、今度は左に回ったと、その時の恐怖を語ってくれました。家は、東松島でしたが、海沿いではなかったので、無事だったとのことです。

チーム東松島のみなさんと。ボランティアのみなさんと
雨の中、がんばりました!!
















人形まんまるさんを売っていました。震災直後は間仕
切り段ボールを持参したそうです
福島の除染チーム「DO55」のみなさんですが、55歳以上がボランティアで除染しようと立ち上がったそうです。ところが、国が除染の予算を出したことにより、請負業者が一手にしきることになり、ボランティアが排除されている現状を教えてくれました。
この日は、石巻の鯨の缶詰や、サンマの昆布巻きなどを販売していました。


プラザ内の常設コーナーでは、海産物や手作り商品などさまざまな商品を販売していました。中に、私たちが応援している南三陸町の長嶋涼太さんの作った「お山のマドレーヌ」や「フルーツパウンドケーキ」それに「フリアン(チョコ)とモカ」も販売していました。各地の復興のための名物が置いてあるんですね!銀座にも「お山のマドレーヌ」が置いておるなんて、素晴らしいですね。
また是非、出店したいと思います。
「お山のマドレーヌ」きれいなカゴで売られていました




2012年6月9日土曜日

炊き出しから生まれた女川カレー

高台の体育場に3階建の仮設住宅
宮城県女川町の復興「女川カレー」
・・・食から職へ・・・


東日本大震災の後、宮城県女川町でカレーの炊き出しを行ったメタ・バタッツさん。地元の方々の、「女川からカレーをメッセージとして伝えていこう!」という声で、子どもさんからお年寄りまでが食べられるようなやさしいカレー「女川カレー」を作りました。

メタ・バラッツさん
このプロジェクトの背景には、「イベントとして一過性に終わらせない」ということと、「『支援者被災者』という図式を超えた双方向のコミュニケーションができないか」などがあります。この思いは私たち「東北復興支援の森」が思うことと同じであり、是非、応援したいと思いました。

今、女川町商工会の皆さん、女川町の皆さん、ボランティアの皆さんとバラッツさんは一緒に「食から職へ」をテーマに、「女川カレー」の普及を行っています。

女川高校グラウンドの仮設商店街内に、女川カレー製造所もできました。
超簡単♪自宅で本格スパイスカレーキット
カレーブック 女川カレー」
販売価格(税別)¥650 (4食分)


『女川カレー』は、宮城県女川町での炊き出しから生まれました。





避難所ですべての年齢層が食べる事のできるやさしい味のカレーとして栄養価が高く、もともと自然食の取り組みに造詣の深いアナンコーポレーションのメタ・バラッツさんがメニューを考案しました。
寒さの中でもからだが暖まるように、血流をよくするスパイスを配合しました。
胃腸に負担がかからないように、消化にいいお豆のカレーにしました。お年寄りもこどもも食べられるように、刺激が強くないやさしい味です。

調理は袋からスパイスを出して、お好きな野菜やお肉と合わせて調理するだけ。
本格的な美味しいカレーをご家庭で味わえます
【女川カレー内容】
品名:カレールウ(女川カレー)4食分
原材料:小麦粉、植物油、マスール豆、砂糖、カレー粉、パプリカ、パセリ、フェンネル、レッドペッパー、香辛料、カラメル色素、調味料(アミノ酸等:大豆由来)
内容量:130g
賞味期限:製造日より1
保存方法:高温多湿を避け保存して下さい
(女川カレープロジェクトhttp://onagawacurry.com/?p=74参照)


女川カレーのお求め方法:

「東北復興支援の森」でも頒布していますので、ご連絡ください。3つ以上お求めの方には、発送もできます。


女川カレー1個(4人分) 650円(税別)
送料:3個以上10個以内お買い上げの場合、送料は350円

注文:電話:03-5574-7181
   FAX:03-5574-7183 

    
       
sugiura@bosch-inc.co.jp


【メタ・バラッツさんとの出会い】
メタ・バラッツさんとは、テレビの番組にご出演を頂いたご縁です。バラッツさんは、鎌倉在住。インドのスパイスを通じて、日本とインドの交流をしてきたお父さんと二人三脚でスパイスの普及を行っています。その背景には、インド独立の父、マハトマ・ガンジーの精神が生きています。綿花で職を創り、独立と自由を得たインド。ガンジーの「人々の手によって職を作り、人々が自立するのが本当の独立である」という精神を今に伝えています。これは、今の東日本の復興支援にもっとも必要な考えです。女川カレーを通じて、本来の意味の復興へのお手伝いができればと思っております。

【女川町との出会い】
10月のサンマ祭。ボランティアさんが焼くサンマ
昨年夏前から半年あまり、被災地の子どもたちに、ビデオメッセージを作ってもらうプロジェクトがあり、女川町の小学校、中学校を何度も訪れました。
下校前の短い時間をつむぎながら、子どもたちや先生方と一緒にビデオを作りあげました。サッカーや野球の試合や、サンマ祭りへの参加など課外授業への参加をして思ったのは、子どもたちがとても元気なこと。子どもたちがいいます「。大人たちはとても辛い思いをしている。私たちが元気でいなければ、大人たちも元気になれない」と。また、教育委員長は言います「震災にあったから、授業が遅れた、学力が低下したと言わせない」。震災後、宮城県で一番最初に授業を再開したのが女川町。そんな女川町の思いは、なかなかメディアで伝わりませんので、せめて、小さいメディアでも、女川町の奮闘ぶりを紹介していこうと思っています。
女川一中学の野球の試合
女川カレープロジェクト http://onagawacurry.com/
女川町商工会あがらいん http://www.onagawa.miyagi-fsci.or.jp/
アナン株式会社 http://www.e-anan.net/